2023.6.5のJFX LIVE(YouTube)を抜粋しました。今回は、分割エントリーのタイミング、トレンド終了の判断、スキャの止め時とエントリー等についての解説をしています。短期予想は鮮度が命なので取り上げていません。なお、YouTubeのタイムスタンプ(再生開始時間)からJFXの動画にジャンプします。
分割エントリーのタイミング
ドル/円スキャルピングの分割エントリーのタイミングで悩んでいます。分割エントリーをすると、2度目、3度目のエントリーをする頃には逆行してしまうことがよくあります。秒スキャの場合、分割1度目は早めにエントリー、2度目が本エントリーというイメージがいいのでしょうか?
例えば、上がると思って140.314円を買ったとしたら、140.311円、140.308円は無条件で買う。要するに、ロングのタイミングだと思ったら、上がっても下がっても買う。
5つ(1万通貨×5=5万通貨)ポジションを取ると決めていたのであれば、自分がおかしいと思うところまでは買うスタンスでいる。
それで、140.320円に上がってきて、アベレージコストを抜いてきたら、そのうちの3つは分割決済で止める。それで、2つ持っていて、さらに上に跳ねた時に1万通貨、1万通貨と買い上がる。そのような形でオペレーションをして、どこまでも引っ張らないで、利食って回転していくことが大事。
仮に、140.40円でロングの捕まりがあった場合、140.20円でナンピンをして、140.30円のコストの人がいるかもしれない。そうすると、140.32-33円でやめてくる人が結構いるのではないという発想を持つ。その人達の利食いに当たる前に自分のロングはやめる。
自分が買いだと思って入って上昇したら、そこから更に買い増しをする。本来は、押し目を買うのではなく、追いかけて高値を買う方が収益に貢献することが多い。
YouTubeタイムスタンプ 10:31
トレンド終了の判断
今のチャートを使って説明。
(1)トレンドラインを引くときれいに上値を止めている。
(2)200移動平均線で4本止めて下がらなくなる。
(3)トレンドラインを下から切り上げる。
(4)さらに90移動平均線に支えられて反発している。
(5)トレンドラインにぶつかった時には落ちるかもしれないので、わからない。
(6)揉み合いを続けて、横抜けてじわじわ上がって来る時に下落が終ったと判断する。
(2)の一番底の段階では、単なる反発かもしれないので、トレンドが終ったかどうかわからない。スキャルピングであれば、当然もう少し早めにやめる。
通常は、移動平均線、雲、トレンドラインで判断していくのが一番確実だと思う。
YouTubeタイムスタンプ 24:19
スキャの止め時とエントリー
止まっていて、どちらに転ぶかわかならに時に、いきなり飛ばれると怖い。
今のドル円の1分足で説明。
(1)140.448円をやって、一発目140.45円失敗
(2)140.337円まで落とされる
(3)上げて何回か揉む
(4)140.45円を4回やるが抜けないで緩む
(5)再度上をやるが140.44円で140.45円を抜けない
(6)結果的に、140.36円を下抜けてあきらめる
(7)あきらめの悪い人は、直近安値の140.33円でやめる
(8)2度目、3度目と落ちなくなる
(9)直近高値の青い線を抜く
140.45円のロングを持ったまま、140.20円割れまで待つ人はトレーダーではない。少なくても、短期のディーラーはそんなことしない。早ければ(6)、遅ければ(7)でやめる。ショートにして、どこかで買い戻しをするならわかるが。スキャルピングであれば、早め早めに動く。
特に、大きな陰線が出た場合は、1回止まってちょっと戻しても、いきなり全値戻しをすることはほぼない。そのため、大陰線が出てちょっと戻した時に売っておけば、しばらく陰線が出る可能性が高い。
(9)の直近高値を抜いて大きく落ちなくなるとショートカバーしている状況になる。
140.45円と140.20円のハーフが140.32円になるので、140.35円あたりでなんとか逃げられたコストがいたことになる。今、140.31円なので、やめているのではないかと思われる。
YouTubeタイムスタンプ 26:24
ポイントブレイク時の利食い
ポイントをブレイクしたときに何pipsくらい伸びたら半分利食うのでしょうか?
これは、何pipsと決めなくて良いと思う。例えば、上にブレイクしてどんどん上値を更新している時は、別に利食わなくてもよい。それがちょっと止まって、揉み合いになったら、ポジションの半分くらいは利食う。何pipsではなく、動きによって決めれば良いと思う。
YouTubeタイムスタンプ 45:02
スキャをやる時の他通貨の表示
ドル円の1分足スキャルピングをするときに、ドルストレートやクロス円の1分足や5分足を同時に見る必要はありますか?
ドル円のスキャルピングをする時は、何か1つ、ポンドドルかユーロドルなどドルストレートの1分足を出しておくと良いかもしれない。
ドル円が崩れる前にユーロドルが動きだすことがある。仮に、ユーロドルが買われて、ドルが売られる局面になった場合、ドル円が少し遅れて付いて行く可能性がある。
全部とは言わないが、1つくらいは見ておいたほうがよい。
YouTubeタイムスタンプ 1:07:22
時間経過の決済
例えば、仕掛けて1分以内にそちらの方向に動かなかったらやめる。「自分の思ったタイミングで動かなかったからやめる」とコメントすることがあるが、まさにそれ。
自分が崩れると思って売ったにも拘わらず、全然崩れずに時間が経過し、下値が切り上がってきたらやめた方がよい。
YouTubeタイムスタンプ 1:08:00
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