JFX LIVE 小林芳彦社長の話 切り抜き 2022.10.3

JFX LIVE 切り抜き
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YouTubeのJFX LIVE(2022.10.3)小林芳彦社長のお話で、投資手法や中長期の見通しなど、何度も復習して見返したいものを抜粋しました。

日銀介入についてはリスナーさんの関心も高く重要なため、前回と重複している話もありました。ぜひ、そちらもご覧下さい。

JFX LIVE 小林芳彦社長の話 切り抜き 2022.9.29

YouTubeのタイムスタンプ(再生開始時間)からJFXの動画にジャンプします。

社長が離席後、再度トレードを再開する際のルーティーン

  1. 5分足でチャートを一通り見る
  2. 確認する通貨は、ドル円、ユーロドル、ポンド円、ポンドドル、オージードル、ニュージーランドドル
  3. 時間足で自分がやろうと思っている通貨ペアがらみを3~4つ見る
  4. 何かコメントが出ていないか調べる
  5. 今晩発表される経済指標の確認
  6. 何が一番動きそうか考えて通貨を選択する

しばらく見てないで戻ってきた時は、まず、5分足でもう1回チャートを一通り見ますね。ドル円だけじゃなくてユーロドルやポンド円、あとポンドドル、オージードル、ニュージードルぐらいを見ます。それから、次にもう1回、見落としているかもしれないので、今度は時間足で、自分がやろうかなと思っている通貨ペア絡みを3つ4つぐらい振り返って見ますね。

その後、自分が席を離れてから、何かコメントが出ていないかどうか、あと、忘れているものが結構あるので、経済指標は今晩何があるか確認します。「よし、やってやれ」と言ったら、そこからわずか15分ぐらいで経済指標が出てきて、大やられとかっていうのがたまにあるので、そうならないようにチェックしますね。それから、何が一番動きそうかなというのを考えて通貨を選びます。

YouTubeタイムスタンプ 39:44

 

日銀はどの時間帯でも介入する可能性があるのか

これはね、いろんな可能性がありますけどあります

例えば、東京の5時とかではないですね。一番、可能性がある日本の銀行を使いたい、もしくは、日本にいる外人を使いたいというケースでは、東京のディーリングルームに人がいないと介入ができないですから。要するに基本的には介入を全部電話でやっていますからね。海外に電話をかけて、トレードするのが厳密に考えると違法ではないかという説が昔からあります。夜中の時間帯にやろうとすれば、物理的に日本の銀行もしくは外資系銀行の東京支店の人がそのディーリングルームに残っていて、日銀からの電話を受け、介入をやるという形になります。例えば、海外に直接電話をかけて、東京三菱のロンドン支店を日銀が呼ぶということはないと思います。

そのため、介入をしなきゃいけない状況が近いとすれば、前日やその日の夕方に「今晩はお残りになりますか」とか「明日はお休みですが、どなたか出社されるご予定ですか」と当局から電話がかかってくるのです。みんな介入があると思いますから、銀行は喜んで残りますよね。そういった場合というのは、実際に夜でも介入の弾は来ます。これが、直接の介入です。

それ以外には、日銀がBOE(イングランド銀行)、ECB(欧州中央銀行)、FRB(連邦準備理事会)、リザーブバンクオブオーストラリア(豪州中銀)等に依頼する委委託介入があります。ドイツ、イギリス、アメリカ、あとは日付が変わって翌朝の早朝、オーストラリア等の各中央銀行に「日銀のアカウントで介入してください」と委託をするので、一発で何十億ドルも介入するようなでかい玉ではないですね。

実際に、自分がクレディスイスのニューヨーク支店にいた時に、委託介入と思われるものが入ってきました。けれど、その当時1ショットで1000万ドルか2000万ドルが2ラウンド回ってきたぐらいですかね。4~5銀行使ったとしても、2000万ドルを5銀行でやって1億ドルでしょ。それを2回やっても2億ドルですよね。2億ドル介入したって、そんなものアナウンスメント効果だけですよね。マーケットがびっくりして、むちゃくちゃ動くわけではないです。でも、ニューヨーク時間が終わって、明日の東京時間になったら、もっと本格的にやるのだろうなと思いますから、徐々に徐々に介入した方向に動いていくケースが多いです。そのため、委託介入は、銀行員が残らなくてもでき、アナウンスメント効果の色彩が強いです。

このように、「東京時間が終われば介入はないということは言えない」と考えています。

YouTubeタイムスタンプ 41:29

 

使っているインジケーター

インジケーターを使わないですね。チャート的なものであるならば、皆さんが一般的に見ている

  • 移動平均線
  • ボリンジャーバンド
  • RCI
  • 一目均衡表

そのあたりまでしか見ないですね。

あとはセンチメントを考えます。例えば、今だと、マーケットがドル円の介入が怖くて145円台が買っていけない。だから、止まっていると売ってしまう人が多いため、ショートになる。下がらないでじりじり上がってくるので、直近高値を抜けてくればストップが出てくる。

結果的に介入があると今度は警戒ではなく期待をしてしまうので、買い向かうことが難しくなり、売ってしまう人が増えてくる。そういった、マーケットの心理を中心にポジション構築をするタイプの人間なのですね。だから、あまりインジケーターを使う感じのトレードではないかなと思います。

YouTubeタイムスタンプ 47:57

 

平均足は使うか

ポジションを引っ張りたいなと思った時に、まだトレンドが続いているかどうかを1分足で見るときに、平均足も併せて確認すると比較的握りやすいです。色が変わった段階でやめるという風に考えればいいですけどね。うまくいかないこともありますけど、綾で切らされたりすることなく、引っ張りたいなと思った時に平均足を使った方がやりやすいです。スキャルピングでも、通常のローソク足の横に平均足も出しておくと気持ちが癒されるかなとそんな風に思います。

YouTubeタイムスタンプ 1:00:15

 

ISM製造業景況指数について

ISMってよく皆さん聞くと思いますけど、Institute for Supply Managementの略で、全米供給管理協会が製造業(確か350社ぐらいだと思う)の購買担当者にアンケートを配って

  1. 前月よりも良い
  2. 前月と一緒
  3. 前月より悪くなっている

の3択で質問をします。

50を超えていれば好調なしるしで、50割り込むと数字が悪いよというものになっております。

製造業の購買担当者の役員さんとかが回答していますので、現場にいる人たちの生の声が反映され、実際の景気動向を見る際に先行指標として使われます。

YouTubeタイムスタンプ 1:01:03

 

時々ドスンと 落ちるのはなぜ?

管理人コメント:実際のチャートを使って説明されていますので、YouTubeを見た方がわかりやすいと思います。
リスナーさん
リスナーさん

ドル円で今日のお昼のように時々ドスンと 落ちるのはなぜでしょうか?

今日、ドル円は、瞬間的に145円30銭ぐらいまで上がった後、ストップを付けに行って、もっと跳ねると飛びついて買った人間がいたと思います。

ところが、これが上がりきらないので、崩れ始めてから慌てて売った。

いきなり145円30銭から144円60銭台まで約70銭近く動けば、瞬間的に介入と勘違いした人もいたと思います。

しかし、これは、介入ではなくて明らかに抜けたロングの人間の利食いと、あとは新規で捕まったロングの投げがスカスカのマーケットで出た。それで、介入と勘違いした人間もちょっと売ったけど、今度は、それが捕まって切らされ、144円75銭が固まってしまったような気がしております。

YouTubeタイムスタンプ 1:04:26

 

JFXは、毎週、月・木の18:00からYouTubeでライブ配信をしています。小林社長は、億トレーダーからも絶大な信頼を寄せられており、FXの神様みたいな方です。視聴者からの質問にも丁寧に答えて下さいますので、個人的には有料級の内容だと思っています。
小林社長のプロフィール
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JFX 小林社長の許可を得て記事にしています

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