JFX LIVE 切抜 2022.11.3 ドル円 見通し他

JFX LIVE 切り抜き
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2022.11.3のJFX LIVE(YouTube)を抜粋しました。今回は、ドル円の現状と中長期の見通し、社長のジンクスなどを解説しています短期予想は鮮度が命なので取り上げていません。

なお、YouTubeのタイムスタンプ(再生開始時間)からJFXの動画にジャンプします。

ドル円 現状と中長期見通し

FOMCでなぜドル売りに傾かず?

最終的な金利のターゲットが上がる可能性があるのに集約される。

11/2のFOMCで11月に0.75%の利上げは全員の予想通りなので何も影響がなく、12月の利上げ幅がどうなるかに注目が集まっていた。それに対して、はじめ、FRBが利上げペースを緩める可能性について言及したので、すべての通貨でドル売りになった。

しかし、その後、パウエル議長が「利上げ停止を考えるのは非常に時期尚早」「引き締めが不十分であればインフレが定着してしまうリスクが生じる」「まだ、道のりは長い。金利引き上げでカバーすべき範囲は残っている」と発言。

「12月の利上げ幅が縮小しても、小幅な利上げを繰り返すなら、アメリカの景気が鈍化する」という話になり、株が大きく崩れた。

激しく売ってショートになっているところに、真逆の意見が出てきたため、一斉に損切となり買い戻しでドル円が上がった。一番初めに売ったショートが全部切りきれないでまだ残っていて、もう一回売ったが下がり切れず、最終的にショートが切らされて、148円台まで上がってしまった。

ドル円以外の他の通貨もほとんど一緒になっている。

YouTubeタイムスタンプ 01:03

ドル円の中期見通し

ウォールストリートジャーナルの記者(ニックさん)に振り回された感がある(2022.10.24の記事参照)。パウエルさんの発言でみんなが売った後で、「えー!!」と買い戻すという、一番、傷口が深いやり方になってしまった気がする。

はじめは、「来年、利上げは打ち止めで利下げもない。」と落ち着きそうだった。それが、「来年も利上げが続くかも」という事になり、金利差拡大の話が出てきた。ドル円がまだ、利下げのフェーズに入らないため、円売りが強くなる

金利のターミナルレート到達が遅くなり、目標地点が高くなると、ドル円はじり高で大変な状態になる。利上げの効果が長続きしてしまうと苦しくなる。

最終的には、145~150円のレンジがしばらく続くと思う。

YouTubeタイムスタンプ 21:37

 

社長のジンクス

指値のキャンセル

指値に5銭(5pips)以内に近づいたものの指値が成立せず、逆に10銭(10pips)以上離れた場合、オーダーをキャンセルする。これは、次に指値に近づいた場合は串刺し(損切)になる事が多いという経験則からきている。

例:100.00円に買いの指値を入れており、100.03円まで下がったが、その後100.13円まで上昇したらキャンセル

YouTubeタイムスタンプ 19:22

 

スキャルピングの一旦中止

3回連続損切になったら、バイオリズムが合わないということで、いったん止める

YouTubeタイムスタンプ 35:31

介入で戻らないわけない?

介入で需給バランスが崩れて、どんどんロングを取らなくなった。以前は、買ってさえ置けばOKという思惑があった。介入の2・3回目で150円台を買い上がっていくセンチメントがなくなった。145円台を何回かやった(146円台を割って下落)が戻されており、最終的には、金利差からくるドル買いが非常に強い。実際にはできないが、145円から140円まで介入で押し下げたら、もう152円にはいかないで終わった感じになる。

揉み合いを続ける中で、アメリカの景気が悪化したら徐々にドル売りが強まる。買えていない輸入に買わせるために、時間を稼ぐ意味で介入は成功だったと判断している。

介入だけなら人為的に下げたに過ぎない。ファンダメンタルズ的に見たら下値が堅くてじわじわと元に戻る

YouTubeタイムスタンプ 28:57

 

インターBKはプライスを貰う?

リスナーさん
リスナーさん

個人トレーダーはいくつもの銀行からプライスをもらって作られたレートでトレードしていますが、インターバンクのディーラーさんはどうやってプライスをもらっているのでしょうか?

もらっていない。もし、世界中で自分しかレートをクオート(為替レートの提示)しなかったら、自分のレートがインターバンクレートになる。

例えば、自分が148.10円で買い、148.30円で売りとレートを出していても、他の人が148.20円で買い148.25円売りと出してきたりするので、だんだんレートが狭くなっていく。これは、マーケットがそれなりに落ち着いている時。

ところが、指標が出る時は、突然レートが数10銭動く可能性があるため、売り買いのレートが取り消しされていき、スプレッドがワイドになる。叩かれた瞬間、マーケットにレートがないため、買っても売ってもやられてしまう。だから、狭いレートは出さない。

インターバンクのディーラーは、プライスをもらっている訳ではなく、このレートだったらやりたいと思う値を提示している。中には売りと買いの両方を入れないで、自分がやりたい方しか提示しないディーラーもいる。

YouTubeタイムスタンプ 1:12:05

 

JFXは、毎週、月・木の18:00からYouTubeでライブ配信をしています。解説の小林社長は、億トレーダーからも絶大な信頼を寄せられており、FXの神様みたいな方です。視聴者からの質問にも丁寧に答えて下さいますので、個人的には有料級の内容だと思っています。なお、この切り抜きは小林社長の許可を得て記事にしています。
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