2023.1.9のJFX LIVE(YouTube)を抜粋しました。今回は、欧州勢の仕掛け方、節目の価格の値動き等の解説をしています。短期予想は鮮度が命なので取り上げていません。なお、YouTubeのタイムスタンプ(再生開始時間)からJFXの動画にジャンプします。
欧州勢の仕掛け方
海外勢は、その前の市場がストップロスになるように動く
1月6日はドル円が雇用統計とISMで2段下げしましたが、今日の動きを見てみるとロンドン勢は、まだ、ドル高と見て買い上げているように見えます。ドルの行方はいかがでしょうか?
これは、ドル高と見ている訳ではなく、アジアの傾きがショートだったから、そのストップを付けにいった動きだと思う。
なぜかというと、その前に131.947円の高値を付けて、午後4時くらいから欧州勢が売りにいったが、131.60円が何回やっても付かない。それで、「アジアは売り上がっているのか?」と思い、手のひらを反して買い始めて、上のストップロスを次々引っ掛けて132.359円まで行ったのではないかという気がする。
始めに欧州勢が売っても崩れなかったので、「これより下がったら、アジアの連中が利食いするだろうし、それだったら上のストップを引っ掛けた方が早い」と考えて売り攻めしていたのを一転して、買い攻めしてきたのではないか?
YouTubeタイムスタンプ 04:28
買い指値をしながらの売り
10時前から12時にかけて激しく売られました。個人的には結構突っ込んで売ってそうだから、あまりしつこく売りで付き合うと担がれるかな?と思って30割れなかったところからロングで回しました。今日の売りはジリ下げの売りというよりかは突っ込み売りな感じでしょうか。ただ、ジリ下げの売りなのか突っ込んだ売りなのかを自分自身感覚でしか捉えられず、言語化できません。何かアドバイスを頂きたいです。
昔、自分がよくやった「買い指値を入れながら売る」という方法がある。
例えば、私があるブローカーに131.30円の買いを入れておく。そして、並んでいる買いを上から、131.38円、131.37円、131.35円、131.32円と売っていく。
自分の131.30円の買いは売れないので、それ以外の131.30円の買いを売ると、ブローカーさんが「30ギブン」(誰かが131.30円を売ったよ)と言う。でも、まだ、私の買いが残っているので、「30、32、30。なお買い」とブローカーさんがアナウンスし、売りたい人が私の買いを潰してくれる。
このように、自分の指値を撒き餌にして、欲しいレートの131.30円をごっそり買う。マーケットは、131.30円を売っている人間が、まさか利食っているとは思わないだろう。そのようなことをやっていた。
今回も、崩れてくる段階で、5分足を見ると、きれいに131.75円で止まって上に跳ねて、131.60円で止まって上に跳ねて、131.45円で止まって上に跳ねて、131.35円で止まって上に跳ねて、ときれいに10銭くらいで反発していた。そのため、そこに買い弾がありながらも、売っていった人がいるのではないかという気がした。
突っ込み売りだが、売りっぱなしは怖いので、利食い(ビット)を指しながら売っていたのではないかと思う。
YouTubeタイムスタンプ 06:22
節目の価格の値動き
節目価格で崩れる時:割った時にあっという間に潰れる
節目価格で転換する時:短い時間にラウンドボトムを付ける
ラウンドナンバーなど重要な節目は、一旦割れてから転換するのをよく見ます。これはストップがついた後に買おうとしているのでしょうか?
その通りだと思う。ちょうどを割れたところにストップがあるケースが多くて、それを付けに行く。それで、本当に崩れる時は、割った時に、98→97→95→93→92→90売りとあっという間に潰れる。
一方、ちょうどを抜けて、98をタッチして、01くらいにフッと戻って、もう一回、97やって、99→98→99→00→01となったら、これは、そんなに下がらない。節目を割れてから転換する時は、その下で短い時間にラウンドボトムを付けて戻すケースが多い。
YouTubeタイムスタンプ 11:18
サポレジ突破で走る?戻す?
サポート、レジスタンスで止まると思っている人間は、これが突破されたら止めようと思っているので、ストップロスのポイントがはっきりしている。抜けた瞬間に買いが出てくるのは、さらにその上のストップロスを付けに行こうとしている人間と、本当に手前で売ってしまって、損切している人間の買いで瞬間的に跳ねる。
止まって、そこから売ってくるのは、ストップロスを付けに行った人間のロングの利食い。
大台の手前で揉み合っている最中に、あまりにもショートが溜まっていたら、突き抜けた時に、上にあるオーダー売りだけでは買いが足らず、さらに、もっと上まで買い上がらないといけないことがある。そのような時は、今度は、戻り売りまで死んでしまうケースもある。
YouTubeタイムスタンプ 48:40
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