2023.1.23のJFX LIVE(YouTube)を抜粋しました。今回は、FXで勝ち続ける秘訣、じり下げ・じり上げ時のエントリーポイント等の解説をしています。短期予想は鮮度が命なので取り上げていません。なお、YouTubeのタイムスタンプ(再生開始時間)からJFXの動画にジャンプします。
買上がりと売上がりの違い
じり上がり:ショートに傾く
じり下がり:ロングに傾く
買い上がりなのか売り上がりなのかは、チャートのどこ辺りを見れば分かるのでしょうか。
今日のチャートで解説する。
1回安値を付けた後、これだけ高値を追いかけて買っていくオペレーションをアジア時間では、ほとんどやらない。ブル(買い)目線の人は、下がれば買いたいと思っているが、そうはならないため買えていない。売りたい人は、戻りを売るので、コンスタントに売れてしまう。
例えば、以下のようなことが考えられる。
そんなに上がらないと思って、129.25-27円で売り、129.30-35円を上抜けた時、感触が悪いので損切した。もう1回、129.50円をバックに129.40-48を売ってみたが、129.55円を超えてきたのであきらめた。
129.75円にかけて売ったら、1回、129.55円くらいまで下がっていいぞと思っていたら、いきなり上に持って行かれた。
このようなジリジリ上がっていく相場は、売りたい人だけがどんどん売れて、買いたい人はずっと買えないので、結果的に投機筋のポジションがショートに傾く。
要は、ボリンジャーバンドのセンターラインの傾きと一緒で、上がっている時は、ずっと売り上がっていく。
天井から下落する時(ボリンジャーバンドのセンターラインが落ちる時)というのは、売り下がっているのではなく、ロングの投げか何かだと思う。
逆にじり下がりの時は、買いたい人だけが買えるので、マーケットがロングに傾く。
YouTubeタイムスタンプ 47:22
目線変更するポイント
朝方は、安値を更新していたので、当然、ベア(売り)で良いと思う。ショートは、直近高値を超えた129.30円で損切するべきだったと思う。その後も引き付けて売ってみて、上に持っていかれたというのであれば、129.55-60円くらいで売り目線は止めて、ニュートラルにイメージを変えたほうが良い。129.30円では損切するのが精一杯なので、129.50-60円くらいでセンチメントを切り替える。
その後は、直前の高値を更新したら買って、安値を更新したら売るというように、流れに乗ったオペレーションにする。
この、直前の高値を更新したら買って、安値を更新したら売るについては、下記の「じり下げ・じり上げ時の売買法」で詳しく説明しています。
YouTubeタイムスタンプ 50:53
じり下げ・じり上げ時の売買法
じり上げ、じり下げの場合に途中から飛び乗ることはされますか。
じり上げだけなら、やっぱり買いたくても買えない。ただ、一番安値を付けて、直近の高値を抜けていく時に飛びついて買うのはよくやる。そして、この場合、利食いは適度に止める。
下がってきている時に買うのは、早すぎたらやられるし、待っていたら買えないパターンもあるので結構難しい。
例えば、今日の相場でいえば、だましのように下げたりするが、直近高値を抜けた時に買うスタンスで見ているとそんなにやられないと思う。
逆に、直近安値を割ったら売ってみる。どこまで下がるかわからないから、押し目買いで入るわけにはいかず、ボリンジャーバンドのセンターラインが下落しているので、明らかに売り回転になっている。浅い戻りを売って、上にたくられて、切った後に落ちてしまうというのは、よくあるパターン。こればかりは、どこまで戻すか誰もわからない。
直近安値を割り込んだ時であれば、瞬間的に売りが強くなっているのでそれに乗る。自分がどん底を売らない限りは、少しでも利が乗る瞬間はあるので、あとは、自分がどれだけ上手く利食えるかだと思う。
直近安値を割ったからといって、100%利が乗るわけではないが、逆張りではなく、順張りでポジションを取ってみる。
YouTubeタイムスタンプ 1:05:20
FXで勝ち続ける秘訣
マーケットのセンチメントが何に向いているのか考える。
例えば、今だと海外勢中心にドル売りになっている。これは、日銀がイールドカーブコントロールの修正をすると思っているから。早めに円を買って、実際に日銀が政策を変えて急落した時に利食おうとしている。このストーリーがダメになった時にどうするかだと思う。
今回は、イールドカーブコントロールを材料に売ってきた人たちが撤退させられている時なので、同じように戻り売りをしないようにする。
今まで怖くて買えなかったものが買えるようになるかもしれない。しばらくは買い回転に切り替えた方が面白い。
- みんなが何をやりたがっているのか?
- 材料は何か?
- それによって今どうなっているか?
を考える。
後は、臆病になること。
勇敢すぎて、利食わないまま、売り増し、買い増しすることを私は、なかなかできない。「利食いして死んだ奴はいない」というように、強気で攻めていって反転を食らったら、利益が乗っているものも含めて全部やられてしまう。
例えば、ドル円が151.95円まで行った時は、152円を抜けたら155円、160円方向まで上がると予想していた。あの時は、みんな買って持っていれば儲かると思っていた。しかし、結果的には、そこをピークに日銀の介入によってセンチメントが変わった。145円が切れて、ロングを持っていたら全部やられて、140円、135円が割れてもう戻らなくなった。そして、130円を割って127円まで下がった。
この時、途中で「これは、上手くいかないかも」と考えて、早めに一旦切ることが必要だった。だから、自分は、決め打ちはそんなに長くしない。瞬間的にこうなると思ってやってもダメだったら、チャラでも微損でもすぐに止める。そうすれば、大損にはつながらない。
自分の平均の勝と負けのpipsを把握しておいて、コツコツドカンにならないようにコントロールすべき。
YouTubeタイムスタンプ 1:08:42
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