2023.4.3のJFX LIVE(YouTube)を抜粋しました。今回は、マルチタイムフレーム分析、スキャのやりやすい時間帯等についての解説をしています。短期予想は鮮度が命なので取り上げていません。なお、YouTubeのタイムスタンプ(再生開始時間)からJFXの動画にジャンプします。
マルチタイムフレーム分析
マルチタイムフレーム分析(注)の仕方は、スキャルピングでなければ、ベースを日足にして、4時間足、時間足、たまに週足を見る。また、トレンドラインを色々引いてみて慣れる。
例えば、5分足を見ると、もみ合いを続けていて133.40円から下、特に133.35円以下に下がらない状態になっている。何度も上値を止めていた抵抗線がサポートラインに変わっている。このチャートから以下のことを考える。
- 133.35-30円が割れたら下に行きそうな感じがする。
- 上サイドは、133.75円(直近高値)に水平線を引いて、これを超えたら(上に)走るのかもしれない。
- また、133.75円くらいからトレンドラインを引いて、それ(133.60円前半位)を超えたら133.75円まで行くかもしれない。
100%わかるわけではないが、5分足だけではなく、少し長めの時間足、4時間足等の上位足を見て、どちらの方向に行こうとしているのかを考える。
次に、日足を見ると急激に下がって一目均衡表の雲を抜けたものが、ねじれのところで90日線 、21日線、雲の上限を抜けてきた。これだけ見れば、チャート的には買いになる。だから、私も今日の途中からこわごわ買っている。
ただし、上髭が3本そろって伸びきれず下落をした相場なので、135円が抜けないのではないかという気がしている。そのため、134円台ミドルから135円にかけては売り場を待ってみたいと思う。
このように、短いところだけを見るのではなく、長いところも考慮しつつトレンドラインがわかるようになれば良いのではないか。
YouTubeタイムスタンプ 18:28
デイトレよりスキャの方が簡単
「損小利大」というが、はっきり言ってこうはならない。机上の空論ではないか。少なくとも私にはできないので、ある程度勝率が必要になる。スキャルピングでも95%勝てと言われたら無理だが、6~7割、場合によっては8割くらいまで勝率を上げることは可能。
ダメなものは、引っ張らないですっぱり切る。勝ちもサクサク利食う。なるべく勝率が高いところでエントリーすれば、スキャルピングでも勝てる。
却って自分にはデイトレードで勝ち続けることは不可能。スキャルピングの方がよほど簡単。よく逆の話が本に出てきて「初心者はデイトレ」というが、そちらの方がずっと難しく、どこで入るかよくわからない。デイトレは、常に逆張りになるが、それで勝てる相場はそんなに多くないので、やはり順張りにしないといけない。ブレイクの時だけ順張りで入るのでは、回数が少なすぎる。
レンジを決めて逆張りをすると、それが抜けた瞬間に損切になるので勝率が低くなる。
それを考えるとなかなかデイトレで勝てないので、結果的にどんどん時間軸を短くしていってスキャルピングに落ち着いた経緯がある。
もし、悩んだ場合は、相場を見なくなってはいけないので、デモでも、1000通貨でもよいので、辞めずに続けることが大事だと思う。
YouTubeタイムスタンプ 22:46
市場予想はしない
市場予想は、いくらかは見るが、なるべく自分で予想しないでやる。マーケット予想に対してどれだけ出てきた数字が違うのか。そのブレによってマーケットがどう感じるか。それに乗っていく形になる。
経済予測ばかりしているエコノミストが雁首並べてやっても当たらない。ましてや、脳みそ筋肉派の為替ディーラーが予想したところで、鉛筆を転がしているのとたいして変わらないのでやるだけ無駄。
それより、「皆が思っている以上に良かった・悪かった・予想通り」とマーケットの反応を見ていくしかない。要するに、基本、順張りで入る方向で考える。
YouTubeタイムスタンプ 27:40
スキャのやりやすい時間帯
- 仲値近辺の9:40~9:55
- 11:00前もそれなり
- 欧州時間(夏:16時~・冬:17時~)は順張り
13:00~14:00はあまり成績もよくない。欧州が入ってくる直前にやって、欧州時間が始まる前にはポジションを手仕舞っておくというのが大前提になる。
YouTubeタイムスタンプ 31:37
スキャの利食い・損切幅
ドル円スキャルピングの利食い・損切幅
- 利食い:1.5~2.5銭くらい
- 損切:4.5~5.5銭くらい
10銭以上の損切はきつい。一発だけではなく4~6発重ねてポジションを取るので、平均12銭やられるとトータル70銭以上になる。(12銭×6発=72銭)
それを取り返すには、3.5銭を5~6発で3回ぐらいやらないといけない。(3.5銭×6発×3回=63銭)
そうなると厳しくなるので、大きな損切はしない方がよい。
YouTubeタイムスタンプ 33:08
両建てを外すタイミング
両建ては結構、難しい。外すタイミングは、今、やられている方からにする。表面上やられが出るので、その後は勝ちを少しでも伸ばして、トータルで負けを減らす。
前にも話したが、両建てするくらいなら切ってしまって、ひっくり返した方がよほど逃げられるイメージがある。
YouTubeタイムスタンプ 38:28
ショートを仕掛けるタイミング
上昇の勢いが強い場合は、売り上がったらどこまで行くかわからないので非常に危険。
- ダブルトップを打つ
- ボリンジャーバンドのセンターラインが下がってくる
等、目先、下がって行くと思わせるチャートで、直近安値を割ったところから売っていくのが一番賢明で勝つ確率が高くなる。
YouTubeタイムスタンプ 43:38
レートパネルを見る意味
BID(買い方)とASK or Offer(売り方)のどちらが強いのかレートパネルの動きによって判断している。1分足チャートを見ていれば同じことなのかもしれないが、私は、それだとどのレートが出会っているか等データがあまり頭に入ってこない。
BIDの方がどんどん逃げる形で左に行けば、売りが強いということになる。一旦左に行っても、すぐに戻ってくるようなら買いが強い。
同じようなティックチャートでもプライスチャートでもよいが、私は敢えてレートパネルを見ている。
YouTubeタイムスタンプ 1:06:26
一目均衡表の使い方
一目均衡表は、先行スパン、遅行線、雲を出している。基準線と転換線は、線が多くなるので表示していない。見る場合は、1回表示してどこにあるか確認して消している。
YouTubeタイムスタンプ 1:11:14
小林社長のマイルール
損切は、ポジションを取る時に決めておく。
たまに切り切れない時もあるが次の波で切る。「ここまで行ったら戻るのではないか」などと甘い考えはせずに、1~2回は見逃しても3回目では、どんなにレートが悪くなっても切る。
メンタルは簡単で「そのポジションを切らなかったら、あなたの大切な人が死ぬ」と思ったらできるのではないか?ダメだと判断したらスパッと切って、トレードに余力を残すべき。
YouTubeタイムスタンプ 1:18:28
リスクリワードを意識するか?
リスクリワードというよりも、トータルで見て収益が上がっているか、勝ったうちのどれだけを損切に充てられるかを考える。
例えば、ある程度勝ちが乗ってきたら、その中で30銭リスクを取ってみる。5つトレードをするなら6銭、4つなら7.5銭の損切になる。
収益の中で残す分とリスクに充てる分を分ける。勝ちの中で損切をしていくのは凄く大事。
YouTubeタイムスタンプ 1:19:43
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