2023.4.13のJFX LIVE(YouTube)を抜粋しました。今回は、2023年のドル円の予想レンジ、相場で生き残る人の特徴、スキャルピングの勉強方法等についての解説をしています。短期予想は鮮度が命なので取り上げていません。なお、YouTubeのタイムスタンプ(再生開始時間)からJFXの動画にジャンプします。
2023年のドル円の予想レンジ
予想するのは難しいが、上は140円で、下は一応、120円割れの可能性も考えている。
円高になると考える要因は2つ。
- 上田日銀総裁が、半年以内くらいにイールドカーブコントロールの調整など、海外が利上げと取るものをしてくるのではないか
- アメリカがリセッション入りするのではないか
以前から、アメリカの景気鈍化が言われているが、利上げが5月で終わり、それをどこまで引っ張って、いつ利下げになるのかが問題。
一部では夏にでも利下げという予測が出ているが、それは、ないだろうと思う。5月に利上げをして、6月は何もやらないとしても、その次に利下げをしたら、「中央銀行として一体どうなの?」という話になる。やはり、少し様子を見るのではないか?
ターゲットに比べたら、まだインフレ率が高いので、すぐには利下げできないと思う。ただ、景気悪化につながる数字が出てくると、マーケットは「利下げの前倒し」というように取り、当然、為替も売られるだろう。
目先は、125円を目指すだろうが、実際に上田日銀総裁が何かしてきたら、多分、それでは止まらないだろう。
YouTubeタイムスタンプ 37:26
相場で生き残る人の特徴
ディーラーは、叩いた時に感触が悪いと思ったら、すぐに買い戻す。自信たっぷりに「絶対落ちるんだ」などと言って、ずっと握っている人はあまりいない。
こわごわ売ってまだ行く、まだ行くとやって、止まったら半分買い戻す。まだ、行くのなら追いかけて売ってみる。このようにやりながら、トータルでなんとか流れについて行こうとする人間が長生きする。
傍から見ると「こんなものは売っておけばいいんだ」みたいな人は格好良いが、そういうトレードをしていると、どこかで大きく負けて撤退せざるを得ない。結果的にマーケットからいなくなってしまう。
YouTubeタイムスタンプ 42:09
スキャルピングの勉強方法
スキャルピングをすると何度かはうまくいくのですが、その後、結局損切りになります。振り返ると9割以上、高値や底で掴み儲けを飛ばします。どのような勉強方法、対策がありますでしょうか?
現在の1分足を見ると売り回転している。こういった時は、まず、上値抵抗線を引き、明らかにそれを抜けた時はショートをやめる。次に平行線を引き、チャネルにして、それを抜けたらさらに売る。
戻りを待っていて、戻らずに急落する場合もあるので、突っ込み売りにより、底で掴んでしまうのは仕方ない。
ただし、反転し始めて危ないと思ったら、早めに切るようにする。
動きが止まって、ボリンジャーバンドのセンターラインが反転したら、今度は買い回転にしないといけない。
もの凄く単純にいうと、ボリンジャーバンドのセンターラインの傾きだけ見て、売り回転か買い回転か決めても良いくらい。
直近高値を超えてきたら、売り上がってはダメ。ショートを切って、買いで攻めざるを得ない。
YouTubeタイムスタンプ 43:33
大口の投機筋もMAを見ている?
昨日のCPIのドル円の下落ですが、ぴったりMAで止まって、そこから上昇しました。大口の投機筋も水平線だけではなく、代表的なMA(移動平均線)を見て、利確損切をしているのでしょうか?
これは、見ていると思う。移動平均線というのは、その時間帯のポジションの平均的なコストを表す。90の移動平均線を超えてきたら切らざるを得ない。ましてや、200の移動平均線を超えたら、後々下がってこようと尚更そうせざるを得ない。
YouTubeタイムスタンプ 47:12
一目はどの時間軸まで有効か
基本的に、一目均衡表の雲は、日足、4時間足、時間足で見るべきものだと思う。
ここで、時間足を見てみる。
- 雲と90時間線で止められる
- 雲を抜けたら上に走る
- 再度、雲で止められる
これは、結構、きれいに時間足で効いている。当然、5分足でも200や90の移動平均線は有効。
次に1分足を見てみる。
- 雲を抜けて1回戻っても、雲の下限に届かず潰れる
- 雲の下限に届かず潰れる
- 雲の上限で止められる
- 雲の薄いところで上抜ける
- 雲の下限で揉み合い
1ページのチャートの中ではこのように雲がワークしている。1分足の一目均衡表は効かないという人もいるが、ピッタリでないにしてもレジスタンスで止められることがある。経験則ではよく機能することがあるため、1分足でも消さずに出している。
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