2023.5.25及び5.29のJFX LIVE(YouTube)を抜粋しました。今回は、スキャの最重要事項、チャート分析の順番、取引後すぐ反転してしまう理由についての解説をしています。短期予想は鮮度が命なので取り上げていません。なお、YouTubeのタイムスタンプ(再生開始時間)からJFXの動画にジャンプします。
スキャの最重要事項
スキャで一番重きを置く点は、プライスアクションを見る上でポジションがどちらに傾いていて、どのくらいのコストで持っている人がいるのかを常に考える事。
以下、ドル円5分足チャートで説明。
今だと139.50円の上のロングがあるから、そんなに簡単には上がらない。例えば、139.70円くらいにストップを置いて売ってもよい。ただし、139.50円を割れたら買い戻す。実際には、139.45円くらいまで行って、今、139.53円台まで戻しているが。スキャルパーだと139.63-64円にストップを置いて139.60円手前で売りたくなる。
次に1分足を見ると、139.60円以上に伸びきれないので、139.51-50円くらいの安値を超えてきたところから売ってみたとする。139.45円くらいで止められるというのは、ちょっと浅い。
ただ、チャート分析をすると以下のことがわかる。
(1)で落ちてくるときに一回止められる
(2)で戻りの高値を止める
(3)で戻りの高値をずっと止めている
(4)水平線を抜けてから買いが強くなり139.58円まで行く
(5)水平線でピッタリ止められる
このように水平線は結構効く。
YouTubeタイムスタンプ 46:26
チャート分析の順番
チャート分析は、長いものから短いものを見ていくのが鉄則。日足→4時間足→時間足→5分足と落とし込んでいく。そして、実際にスキャルピングでトレードする時は1分足を表示する。上位足でトレンドがどちらに向いているかしっかり把握しながらスキャルピングもやる。
YouTubeタイムスタンプ 00:57
取引後すぐ反転してしまう理由
デイトレやスイングの場合は、昨日のレンジ幅の真ん中より上にあるか下にあるかとか、戻り始めた時にフィボナッチを見たりする人達が結構いる。
しかし、スキャルピングの場合は、値幅云々ということをあまり意識しない方がよい。
以下1分足チャートを使って具体的に説明。
揉み合いながら140.535円まで行き、140.50円を挟んで売り買いをやっている。揉んでいる時は、どちらに行くか分からないので、140.535円を上に抜けるか、140.490円を割るかによって次の方向感を決めようと思う人間が多い。
揉み合いの時間が長ければ長いほど、水平線の放れた方向に初動でドーンと弾を入れてやろうと思うプロフェッショナルが絶対にいるはず。
一番先にどんどん突っ込んでいった人間の動きを見て、2番手がバーンと入ってくる。最後に、その動きに煽られた形で3番手が入ってくる。3番手の人たちが多ければ多いほどその方向に動くが、どんどんコストは悪くなっている。
一番先に突っ込んだ連中は、止まったら半分はやめようと思うようなタイプ。どん底で最後まで悩んで悩んで入ると反転するまで、あまり時間がないかもしれない。
だから、「私が売るとすぐに反転する」と言っている人は判断が遅いと思って間違いない。
スキャルピングは、揉み合いの時間が長ければ長いほど、水平線ブレイクがあった時、素直に順張りで乗る。値幅よりも勢いをみる。
あと、スキャルピングで入って、1ショットで20銭抜けることはまずない。1分足の中で10銭以上動くこと自体かなり珍しい。それを考えると、5~7銭抜けたら十分。
動きが鈍り始めたら3分の2とか半分を利食う。そこで反転すると思えば、残り全部をひっくり返して、今度は逆ポジションを持っていくということをやると収益が改善していくと思う。
YouTubeタイムスタンプ 15:33
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